りんく(改装中)
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新聞店のバイト。 事務所はいつも忙しくしている。 私はパソコンに向かってひたすら入力しているだけなので 自分の作業としては、なにも影響はない。 だけど毎日まわりでいろんなことが起こる。それをいつも見ている。 向かいの席のおねえさんの電話応対は、完璧だと思う。 「ありがとうございます、○○新聞店の○○です」。 はっとするようなきれいな声、あいづちの打ち方、 聞き取りやすい話のリズム、分かりやすい言葉の選び方、心のこもった対応…。 天才的だ。 近くで見て聞いていても隙がない。 世の中には心ない人もいる。 そんな人にも穏やかに笑顔で対応。 こっちの仕事がおさまったと思ったら、またこっちで何かが起きる。 電話は鳴り止まない。窓口にはまた人がくる。 つぎからつぎに仕事が増える。 社員の人たちはみんな、めちゃめちゃ忙しくしているのに さく、さく、ときりかえ バイトの私にも「おつかれさま」と笑顔を向けてくれる。 すごいな…尊敬するとともに不安。 私もこんなふうに社会にでて、ちゃんとやっていけるのかな。 ここの社長さんが社員の人ひとりひとりを大事にしている、ということはよく分かる。 アクシデントが起きたときなんかに、横目で見ながら感じていた。 シュウカツ中は、「はやく決まりたい」とばかり思っていたけれど 会社が社員として誰か採用するということは 人ひとり背負うということなんだ、いうことを ここにいて(当たり前ながら)改めて知った。 帰宅。適当にごはんを作る。 ハチクロアニメ3~6巻をイッキに見る。 野宮さん登場の回をむかえてうれしくなる。あんな人いないだろうか。 アニメはアニメですごくいいね、ハチクロ。 また漫画を読み返したくなった。 せつない。山田さんの思いに気持ちを重ねる。 「本当は答えは3つあったんだ でも 2つしかないと思っていたほうが 道は開けるから 3つめの答えを僕は 口に しない」 報われない恋をしているとき。 あきらめるか、努力するか、の2つしかできない。 でも、ほんとうは選択肢がもうひとつある。 それはたぶんあきらめもせず、努力もしない、…「そのまま」でいること。 私はその3つめの状態のまま、もうずっと、抜け出せていない気がする。 もうこんなのは恋とは呼べない。 夜、深まる。 静岡でのバイト(広報誌の編集委員)のちょっとした作業をする。 ほかの人のつくったインタビュー文を字数にあわせて削る。 ただそれだけなのに、かなり悩む。 元の原稿がうますぎて感心するばかり。 どれもおもしろくて削れないよ! こんなふうに相手が素直に語れる空気とはどんなものだったのか。 見てみたかった。 (今回、私は都合がつかず一件も取材に行けなかった。) 私も聞きたい書きたい!
by haru_konbu
| 2006-08-29 00:33
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